狛犬
逆立ちをする狛犬
正参道の入り口には、全国でも珍しい、備前焼の逆立ちの狛犬があります。 備前焼の狛犬や、逆立ちの狛犬は、それぞれ存在しますが、二つが合わさったものは、全国でもあまり例の見られないものです。
どうしてこのような狛犬が制作されたのかは、資料が残っておらず、詳細は伝わっておりません。
備前焼と逆立ち
備前焼とは、岡山県備前市周辺を中心に発展した焼き物です。絵付けや、釉薬を使わず、作られるのが特徴です。こうした備前焼で作られる狛犬は、江戸時代の文化・文政年間のころより造られ始めたようです。岡山県に多く見られ、全国で見られますが、京都市内には当社を含め、二カ所しか存在しないようです。
また、逆立ちした狛犬も、数は多くありませんが、全国各所に見られる形の狛犬です。石川県の金沢市多く見られるようです。逆立ちの意味合いはよくわかっていませんが、歓迎の意味を表しているのではないかという説もあります。


白い忠犬コロ
石段を上りきったところには白い犬「コロ」がお迎えします。
もらい手がなく、生後間もなく殺処分にされそうだと聞き引き取った。
不審者には猛烈に吠えて忠犬ぶりを発揮しています。
毎日の散歩では石段途中の狛犬の横で立ち止まり、眼下をにらんでしばらく動きません。
「生きた狛犬」として愛されています。
2023年1月に17歳5か月で亡くなりました。
長い間可愛がっていただきありがとうございました。

